ようやく我が家に戻ってきたネフは、まるで充電が切れたおもちゃのように、一日のほとんどを眠って過ごした。
クリスマスプレゼントの新しいふわふわのベッドが、まるでネフのために用意されたかのように、すっぽりとその小さな体を包み込んでいる。

その寝顔を見ていると、数日前までの不安や恐怖が嘘のように遠のいていくけれど、
同時に、あんなにも大きな手術を乗り越えたのだという事実が、
ずしりとした重みとなって胸に迫る。ただただ、愛おしさが募るばかりだった。
良かれと思って楽天で購入したエリザベスカラーは、ネフの首には少し窮屈そうだった。
もう少しゆとりのあるものを探してあげなければ。



何針も縫われた痛々しい傷跡が、生々しく目に映る。 その度に、「かわいそうに、痛かったね」と心の中で何度も繰り返す。
代われるものなら代わってあげたい、そんな無力感に苛まれながらも、一日一日、傷が癒えていくことを祈るしかなかった。
抜糸は2週間後。長いようで、短いようで。カレンダーに印をつけながら、その日が待ち遠しくもあり、少し怖くもある、複雑な気持ちだった。

クリスマスプレゼントに用意した新しいクッションは、ネフのお気に召したようで、まるで自分だけの秘密基地を見つけた子供のように、
その中で丸くなって安心しきった顔で眠っている。
その姿を見ているだけで、私たちの心も少しずつ癒されていくのを感じた。
賑やかな年越しの夜、そしてお正月。家族みんなでご馳走を囲んでいると、
ネフも毎年恒例の茹でたささみを目の前に差し出された。
病み上がりだというのに、その食欲はまるで嵐の前の静けさなどなかったかのように旺盛で、ぺろりと平らげてしまった。
その食べっぷりを見て、どれほど安堵したことか。
生きている、食べてくれる、それだけでこんなにも幸せな気持ちになれるなんて。


そして、お正月気分も抜けきらないある日。
ポストに、一通の封筒が届いていた。病院からの、あの検査結果の知らせだった。
――つづく――
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